技術領域
ソニーのエレクトロニクス製品全般の開発・設計において当社が取り扱う領域は、モバイルやホームオーディオといったコンシューマー製品から、業務用途であるプロフェッショナル製品まで、多岐にわたります。この幅広い設計領域において、当社のエンジニアが活躍しています。各製品カテゴリにおける基幹職種「電気設計」「機構・駆動・外装設計」「ソフトウェア設計」の設計実績を紹介します。
電気設計
製品を生み出すために必要な、オーディオ・ビデオ・CPU周辺回路・センサー・サーボ回路・高周波回路・電源回路など、アナログ・デジタルといった技術、さらには、高密度実装設計、放熱設計、EMI・EMC設計等々、あらゆる技術をカバーしています。
設計実績
AI・ロボティクス事業 | 新規事業領域 | 研究開発領域 | カメラ・イメージング | モバイル | 放送用・業務用機器 | メディカル事業領域 | TV | ビデオ・オーディオ | ゲーム事業領域 | 半導体事業 | ストレージメディア事業領域 | ||
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電気設計 | |||||||||||||
アナログ/デジタル回路の設計・開発 | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | ||
システムLSIの設計・開発 | あり | あり | |||||||||||
高周波回路の設計・開発 | あり | あり | |||||||||||
無線通信技術の開発 | あり | あり | あり | あり | あり | ||||||||
音声、画像処理技術の開発 | あり | あり | あり | ||||||||||
高速デジタル伝送回路の設計および解析 | あり | あり | あり | あり | あり | あり | |||||||
FPGA設計・開発 | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | ||||||
試作部品、試作製品評価 | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | |||
音響設計 | あり | あり |
機構・駆動・外装設計
デザインを具現化する為に必要な、プレス・モールドといった金型を使用した部品を設計するスキルや、放熱設計等のスキル等、部品の形状や熱の流れなどをイメージし、製品化する能力を有しています。
設計実績
AI・ロボティクス事業 | 新規事業領域 | 研究開発領域 | カメラ・イメージング | モバイル | 放送用・業務用機器 | メディカル事業領域 | TV | ビデオ・オーディオ | ゲーム事業領域 | 半導体事業 | ストレージメディア事業領域 | ||
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機構・駆動・外装設計 | |||||||||||||
機構部品設計・開発 | あり | あり | あり | あり | |||||||||
外装部品設計・開発 | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | ||||
熱、強度、流動シミュレーション | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | ||||||
品質評価・解析 | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | ||||||
各生産拠点における製造導入サポート | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり |
ソフトウェア設計
ソニーの技術領域で付加価値の高いモジュール・システム・サービスを具現化するための設計力を保有しています。また、複数のドメイン・レイヤーに対応できるプロフェッショナル集団を形成しています。
設計実績
AI・ロボティクス事業 | 新規事業領域 | 研究開発領域 | カメラ・イメージング | モバイル | 放送用・業務用機器 | メディカル事業領域 | TV | ビデオ・オーディオ | ゲーム事業領域 | 半導体事業 | ストレージメディア事業領域 | ||
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ソフトウェア設計 | |||||||||||||
デバイスドライバ開発 | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | ||||
ミドルウェア開発 | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | ||||
アプリケーションソフトウェア開発 | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | ||||||
PC用アプリケーション・ソフトウェア開発 | あり | あり | あり | あり | あり | ||||||||
次世代ソフトウェア制御研究 | あり | あり | あり | あり | あり | あり |
ソフトウェア設計事例(オーディオ)
次世代サウンドテクノロジーやハイレゾ・高音質化技術に関する研究開発、商品に搭載されるファームウェア開発、Bluetooth通信制御などに関するソフトウェア開発を行っています。
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WH-1000XM3
デジタルノイズキャンセリング
DSEE HX(高音域補完)
外音取り込み機能
NCオプティマイザー -
NW-A50シリーズ
デジタルノイズキャンセリング
DSEE HX(高音域補完) -
LF-S50G
音響解析設計
エコーキャンセル
マイク設計
デジタル・イメージング事業分野
ソニーのデジタル映像技術を支えるソフトウェアを開発しています。
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デジタル1眼カメラ「α system」
E mount 交換レンズシステム
Digital Still Camera「Cyber-Shot」 -
レンズアクチュエーター制御
Focus/IRIS/手ぶれ/Sensor
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カメラ制御開発
System/AF/AE/手ぶれ
ソフトウェア設計事例(メディカル・業務用機器)
メディカル領域では、精度の高い診断を実現するディスプレイ技術・画像信号処理技術、病院内における高速かつ柔軟なネットワークを構築するための映像ネットワーク通信などの技術を磨いています。
プロフェッショナル領域では、業務用カムコーダ等と接続してコンテンツ管理やリモート操作を行うWebアプリやモバイルアプリを開発し、迅速かつ効率的なワークフロー実現に貢献しています。
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画像処理・データ解析
見えないものを見えるようにするための画像処理やデータ解析。
医師の研究や診断に役立つ機能・アルゴリズムを開発。 -
ネットワーク
遅延がなく、安定した4K映像の伝送を実現。
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映像信号インターフェース
様々な外部機器とつながるよう、規格に合わせた設計・評価。
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撮影映像ライブ中継
Wi-Fiで接続した業務用カメラやレコーダと連携し、リモートでの映像のモニタリングや映像再生を実現
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システムソリューション
ネットワーク、映像信号、ユーザインタフェースなど、様々な技術を組み合わせて実現
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センシング・ロボティクス事業分野
センシング領域では、測距用センサーを中心としたCMOSイメージセンサーに関わるソフトウェアを開発しています。ロボティクス領域では、力制御技術、移動機構に関するソフトウェア開発を行っています。
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信号処理・最適化
測距映像の高画質化、高解像度化、及び高フレームレート化に向けて信号処理アルゴリズムを開発
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共通SDK開発
アプリケーション開発コストの低減に向け共通化したAPIで様々なセンサー制御を実現するフレームワークを開発
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認識PoC (Proof of concept)
Deep Learning等を活用した物体認識アルゴリズムと各種センサーを組み合わせたデモ機を開発
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認識システムの構築
ソニー製センサーと汎用アルゴリズムの連携価値を高めたシステム環境の検討、構築、及び検証を実施
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ロボティクス
関節アクチュエータ制御、各種センシング処理、制御マイコンおよびDSPファームウェア等
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クラウド設計・サービス開発分野
ソニーグループの様々なカテゴリーにおける、製品とつながるクラウド設計やサービスの開発を行っています。
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TV向けMeta情報 配信サービス
・TV番組、予約ランキングやレコメンド情報などを配信
・全世界から数千万台の端末が接続されるサービスを設計
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360 Reality Audio クラウドサービス
・没入感のある立体的な音場を実現する音楽体験
・耳の画像からディープラーニングで推論した一人一人に最適なパラメータを生成
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IoTサービス
・遠隔地からいつでも情報が閲覧可能で、必要な時にアラート等を通知
・クラウドの様々なサービスを最適に組み合わせたソリューションを提供